白雪姫反省会 [名作パロディー]
ただいまより、白雪姫の反省会を始めます。
<鏡の反省>
あー、やっぱり本音を言っちゃったのがいけなかったよね。
いつもは、女王への忖度で「一番美しいのはあなたです」なんて言ってたけど、そんなわけないじゃん。
白雪姫の方がいいに決まってるじゃん。
だからつい「白雪姫でーす」って言っちゃったんだよね。
それで、姫が生きてるのバレちゃって、毒リンゴ食べることになってさ。
えっ? 今一番きれいな人は誰かって?
そりゃあ、このお話を読んで下さっているあなたですよ。(忖度)
<七人の小人の反省>
反省? まあ、強いて言うなら、白雪姫を残して仕事に出かけたことだよね。
七人もいるんだからさ、一人くらい姫のそばにいても良かったよね。
そうしたら毒リンゴ食べなかったかもしれないし。
それにしてもさ、七人もいて、どうして誰も白雪姫にキスしなかったかな。
めっちゃチャンスだったじゃん。
通りすがりの王子に横取りされてさ、俺らマジで落ち込んだ。
そうだ、俺たちの反省はそれだ。姫にキスしなかったことだ!
<女王の反省>
私の反省は、あっけなく死んでしまうことね。
だって魔女なのよ。もう少し何とかならなかったかしらね、魔法で。
私の死に方は諸説あるけど、いい死に方じゃないのよ。
雷に打たれたり、火あぶりにされたりね。悪役だから仕方ないわ。
改心して、仲良く穏やかに暮らすっていう結末は……ないわよねえ。
グリム童話だもの。
<白雪姫の反省>
反省、ですか?
えー、なんだろう。
わたしを助けたために、家来が殺されちゃったこと?
小人さんのお家を壊したこと?
空腹に負けて毒リンゴを食べちゃったこと?
王子様のキスで、ちゃっかり生き返っちゃったこと?
うーん。そのくらいしか思い浮かばないわ。
あら、みなさん、どうなさったの? 何をそんなに見つめているの?
わたしの顔に何かついているかしら?
……美しすぎるって?
ふふふ、いやだわ。それ、反省しなきゃダメ?(全員キュン死)
<王子様の反省>
出番が少ないこと!
<鏡の反省>
あー、やっぱり本音を言っちゃったのがいけなかったよね。
いつもは、女王への忖度で「一番美しいのはあなたです」なんて言ってたけど、そんなわけないじゃん。
白雪姫の方がいいに決まってるじゃん。
だからつい「白雪姫でーす」って言っちゃったんだよね。
それで、姫が生きてるのバレちゃって、毒リンゴ食べることになってさ。
えっ? 今一番きれいな人は誰かって?
そりゃあ、このお話を読んで下さっているあなたですよ。(忖度)
<七人の小人の反省>
反省? まあ、強いて言うなら、白雪姫を残して仕事に出かけたことだよね。
七人もいるんだからさ、一人くらい姫のそばにいても良かったよね。
そうしたら毒リンゴ食べなかったかもしれないし。
それにしてもさ、七人もいて、どうして誰も白雪姫にキスしなかったかな。
めっちゃチャンスだったじゃん。
通りすがりの王子に横取りされてさ、俺らマジで落ち込んだ。
そうだ、俺たちの反省はそれだ。姫にキスしなかったことだ!
<女王の反省>
私の反省は、あっけなく死んでしまうことね。
だって魔女なのよ。もう少し何とかならなかったかしらね、魔法で。
私の死に方は諸説あるけど、いい死に方じゃないのよ。
雷に打たれたり、火あぶりにされたりね。悪役だから仕方ないわ。
改心して、仲良く穏やかに暮らすっていう結末は……ないわよねえ。
グリム童話だもの。
<白雪姫の反省>
反省、ですか?
えー、なんだろう。
わたしを助けたために、家来が殺されちゃったこと?
小人さんのお家を壊したこと?
空腹に負けて毒リンゴを食べちゃったこと?
王子様のキスで、ちゃっかり生き返っちゃったこと?
うーん。そのくらいしか思い浮かばないわ。
あら、みなさん、どうなさったの? 何をそんなに見つめているの?
わたしの顔に何かついているかしら?
……美しすぎるって?
ふふふ、いやだわ。それ、反省しなきゃダメ?(全員キュン死)
<王子様の反省>
出番が少ないこと!