コタツを出した日 [コメディー]
ネコのミーコが寒そうだったから、コタツを出した。
鍋の支度ももう終わったし、ミーコとのんびり過ごしましょ。
長男が帰ってきて「おお、コタツだ!」と背中を丸めて足を入れた。
「やっぱコタツはいいねえ、お母さん」
普段は何を訊いても「別に」と「ふつう」と「ウザい」しか言わないのに、コタツってすごい。
長女が帰ってきて「コタツ出したんだ」と、嬉しそうに滑り込んだ。
「あったかいねえ、日本人はコタツだねえ」
普段は、スマホから目を逸らしたら魂を奪われると思っているような長女が、スマホそっちのけで暖を取っている。
夫が帰ってきた。
「今日はやけに賑やかだと思ったら、コタツを出したのか」
仏頂面でいつも疲れた顔の夫が、嬉しそうにコタツに入った。
のぼせたミーコがヨロヨロ出てきて、大きなあくびをして、みんなで笑った。
「コタツって本当にいいわね。出してよかったわ。今夜は鍋よ」
「やった! チゲ鍋希望」
「コラーゲン鍋がいいわ」
「お父さんはすき焼きがいいな」
「残念でした。寄せ鍋よ」
「なーんだ」とか「いいじゃん、美味そうだし」とか「写真撮ってインスタあげよう」とか、いつもよりもずっとずっと賑やかな食卓だった。
ああ、コタツって最高ね。
「あー、美味かった」
「あたし絶対太ったわ」
「お母さん、ビールもう一本」
「ちょっとあなたたち、少しは後片付け手伝ってよ」
「あー、無理。俺の下半身コタツ中毒で麻痺してる」
「コタツって、マジ沼だわ。抜けられない」
「お母さん、俺の代わりにトイレ行ってきて」
「うわ、なにそのオヤジギャグ。昭和か」
「コタツって喉乾くな。お母さん、ポカリある?」
「あたしウーロン茶」
「ビールまだ?」
「ニャー(ごはんコタツの中に持ってきて)」
おまえら、いい加減にしろよ。
私はコタツのコンセントを、こっそり抜いた。
****
新しいパソコンを買いました。
自分専用のパソコンが壊れて、家族と共有のものを使っていましたが。。。
パソコンを開くと、この通り
寝ているすきにそうっと立ち上げると、気配に気づきやってくる。
なぜか私にパソコンをやらせてくれない。
もう背に腹は代えられない。
自分専用の小さなノートパソコンを買いました。
サイズが小さいせいか、あまり邪魔されなくなりました。
ああ、やっとアップできた(笑)
鍋の支度ももう終わったし、ミーコとのんびり過ごしましょ。
長男が帰ってきて「おお、コタツだ!」と背中を丸めて足を入れた。
「やっぱコタツはいいねえ、お母さん」
普段は何を訊いても「別に」と「ふつう」と「ウザい」しか言わないのに、コタツってすごい。
長女が帰ってきて「コタツ出したんだ」と、嬉しそうに滑り込んだ。
「あったかいねえ、日本人はコタツだねえ」
普段は、スマホから目を逸らしたら魂を奪われると思っているような長女が、スマホそっちのけで暖を取っている。
夫が帰ってきた。
「今日はやけに賑やかだと思ったら、コタツを出したのか」
仏頂面でいつも疲れた顔の夫が、嬉しそうにコタツに入った。
のぼせたミーコがヨロヨロ出てきて、大きなあくびをして、みんなで笑った。
「コタツって本当にいいわね。出してよかったわ。今夜は鍋よ」
「やった! チゲ鍋希望」
「コラーゲン鍋がいいわ」
「お父さんはすき焼きがいいな」
「残念でした。寄せ鍋よ」
「なーんだ」とか「いいじゃん、美味そうだし」とか「写真撮ってインスタあげよう」とか、いつもよりもずっとずっと賑やかな食卓だった。
ああ、コタツって最高ね。
「あー、美味かった」
「あたし絶対太ったわ」
「お母さん、ビールもう一本」
「ちょっとあなたたち、少しは後片付け手伝ってよ」
「あー、無理。俺の下半身コタツ中毒で麻痺してる」
「コタツって、マジ沼だわ。抜けられない」
「お母さん、俺の代わりにトイレ行ってきて」
「うわ、なにそのオヤジギャグ。昭和か」
「コタツって喉乾くな。お母さん、ポカリある?」
「あたしウーロン茶」
「ビールまだ?」
「ニャー(ごはんコタツの中に持ってきて)」
おまえら、いい加減にしろよ。
私はコタツのコンセントを、こっそり抜いた。
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新しいパソコンを買いました。
自分専用のパソコンが壊れて、家族と共有のものを使っていましたが。。。
パソコンを開くと、この通り
寝ているすきにそうっと立ち上げると、気配に気づきやってくる。
なぜか私にパソコンをやらせてくれない。
もう背に腹は代えられない。
自分専用の小さなノートパソコンを買いました。
サイズが小さいせいか、あまり邪魔されなくなりました。
ああ、やっとアップできた(笑)